漢方の鹿鳴堂薬局  -お客様が自分の家族だと思って対応させていただきます。あなたのお役に立つことが鹿鳴堂薬局の使命であり喜びです。
Q&A
お客様から寄せられた質問の中から、多いものをご紹介します。
他に疑問・質問などがございましたら、些細なことでもどんどんお聞きください!

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[よくある質問]
Q.漢方薬と西洋薬はどう違うのですか?
Q.漢方薬にはどんな種類があるのですか?
Q.漢方薬の値段はどのくらいですか?
Q.漢方薬に副作用はあるのでしょうか?
Q.「めんげん反応(好転反応)」とは?
Q.西洋薬と併用してもよいのでしょうか?
Q.漢方薬を飲む時間はいつがよいのでしょうか?
Q.どのくらいの期間服用を続ければ効果が出ますか?
Q.人によっても服用する薬も変ってくるのでしょうか?
Q.よくなってからも一生、飲み続けなくてはいけないのでしょうか?
Q.妊娠中の服用は避けた方がいいのでしょうか?
Q.子どもが飲んでくれません。飲ませるよい方法は何かありませんか?
Q.犬や猫などペットに飲ませたいのですが、大丈夫ですか?
Q. 漢方薬と西洋薬はどう違うのですか?
A. 西洋薬は主として化学合成されたものです。
化学構造が一定で、いつも同じ効果が見込めるうえ工業的に大量生産することができます。
有効成分だけを抽出したり合成しているため、薬の作用が強く、即効性があるのも大きな特徴です。
西洋薬は主に「対処療法的に」使われます。

しかし、そうした特徴が同時に副作用を生みやすくしているのも事実です。
また、薬の服用を止めると再発するケースがかなりみられ、かえって悪化することもあります。

それに対して漢方薬は天然の植物、動物、鉱物など、何種類かの生薬を組み合わせて処方する「複合剤」となっています。
西洋薬に比べると、「複合剤」である漢方薬の成分はケタ違いに多いです。
そのため、漢方薬の薬理作用はきわめて複雑、多彩です。
漢方薬の神秘的な作用はこのことからもわかります(科学的に解明することが困難)。

また、漢方薬には二千年の歴史があり、その間に無数の処方が作られては淘汰され、すぐれた処方だけが残されてきました。
こうした処方の膨大な使用経験の中で、「どのケースに使えばよいか」が決めれてきました。
いわば、二千年におよぶ「臨床試験」で、薬効と安全性が徹底的に確かめられた薬といえましょう。

わずか3〜5年の「臨床試験」で発売される西洋薬は、後になって重大な副作用が新たに見つかって大問題になるケースも
あります。

漢方薬の効き方は多くの場合緩やかで、効果が現れるまでに西洋薬より時間がかかります。
その反面、漢方薬が適切に使われた場合は、西洋薬のように「薬をやめると再発する」というケースがほとんど見られません。
副作用も西洋薬よりはるかに少ないのが特徴です。

このように、漢方薬は西洋薬とは全く異なる理論、歴史に基づきつくられたものです。
わかりやすくいえば「症状を抑える」というよりも、体のバランスを整え、自然治癒力を取り戻し「根本的に治す」ことを
目的としています。

西洋医学と東洋医学の療法に携わってきた経験から、感染症などの急性病には西洋薬をメインに、なかなか治らない慢性病
には漢方薬とそれぞれのいいとこ取りをされたらいいと考えます。

例えば、「痛みやかゆみ」。
元来、人はこの苦痛に耐えられるようにできておりません。
ひどい虫歯が合った場合、たとえ横綱であったとしても100%の力で相撲を取ることはできないでしょう。

ひどい痛みやかゆみ(アトピーなど)でお困りの方に、一時的にその苦痛をやわらげていただくため、鎮痛薬や抗ヒスタミン剤
などの西洋薬をお勧めするケースもあります。
それで、苦痛が緩和され、ゆっくりお休みになることができれば体力がつき、自然治癒力は高まるのですから。

漢方薬がゆっくり効き出してから、それらの西洋薬は止めればいいのです!

ですから、西洋薬を飲まれると決まったら、罪悪感を持って飲んではいけません。
なぜなら、今はあなたに必要な薬なのですから。

Q. 漢方薬にはどんな種類があるのですか?
A. 漢方処方の種類は以下の5種類です。

煎じ薬(せんじやく) 配合生薬を煎じて服用します。(葛根湯、温清飲 など)
散剤(さんざい) 生薬を粉末にして服用します。(安中散、当帰芍薬散 など)
丸薬(がんやく) 散剤を固めて粒状にしたもの。(桂枝茯苓丸、八味地黄丸 など)
軟膏 皮膚病などの患部に塗布する外用薬。(紫雲膏 など)
エキス剤 各種の煎じ薬・散剤・丸薬などを飲みやすく製品化


現在はエキス剤が主流となっております。
毎日煎じる手間のないことや、持ち運びの利便性を考えますと、忙しい現代人には携帯に便利な顆粒剤のほうが服薬しやすいからです。

漢方の鹿鳴堂薬局でも特にご指定がない場合は「エキス剤」をおすすめいたします。
エキス剤の凍結乾燥や粉末乾燥化(スプレードライ)の技術が進み、煎じ薬と変わらない効果が得られるようになりました。

私自身も普段はエキス剤を飲んでいます。

Q. 漢方薬の値段はどのくらいですか?
A.
エキス剤 一日、315〜525円
煎じ薬 一日、525円


ご希望の日数分からお渡しできます。
例えば、「とりあえず7日分から」などでも構いません。

その他、箱に入っている既製品、免疫を上げることを目的とする商品などを併用される場合は別料金となります。


詳しくは⇒漢方薬のお値段

Q. 漢方薬に副作用はあるのでしょうか?
A. その方にきちんと合っている処方の場合には、副作用が現れることはほとんどありません。
逆に体質や症状に合わない薬(誤薬)を飲むと発疹や胃腸障害などの症状が現れる可能性があります。
そのような場合、すぐにご連絡下さい。
漢方専門薬剤師が選んだ漢方薬が合わないということは、まずありませんのでご安心ください。

その他、めんげん反応(好転反応)といって体が良くなる前に一時的に症状が悪化することはあります。
Q. 「めんげん反応(好転反応)」とは?
A. めんげん反応とは「本当はその人に合っている処方なのに、服用していると一時的に症状が悪化」するもので、
これは病がよくなる前兆として、体の中にたまっている毒素が出てきたために起こる現象と考えられています。
まれにしか出ませんのであまり神経質になる必要はありません。

概ね、めんげん反応は抗病力が強い人に出やすく、めんげん反応が出る方は直りが速いものです。
前述の副作用とめんげん反応の区別は一般の方にはつけにくいので、自分で判断せずご相談ください。

過去にこんなことがありました。

「耳鳴りとめまい」でお困りとご相談された男性。

漢方薬をお出ししてお帰りになられました。
翌日、その方からすごい剣幕で電話がかかってきました。

「漢方薬を飲んだら、耳鳴りがひどくなり天井がくるくるまわるじゃないか!
どうしてくれるんだ!!!」

まさに「めんげん反応」の典型的な症状です。
うっかり漢方薬をお出しする際、めんげん反応のお話をするのを忘れていました。

私は心の中で「よかった、この方は早く治る」とつぶやきながら、めんげん反応の説明をしました。
数日後、その方から再び電話がかかってきました。

「先生のおっしゃるとおりでした。すぐに耳鳴りも楽になり、めまいも消えました。
良くなる前の前兆だったんですね」

私も一安心。その後、どんどん良くなられました。
Q. 西洋薬と併用してもよいのでしょうか?
A. 多くの場合は併用しても問題がないです(抗生物質など)。
しかし、新薬のなかには強く症状を抑えるものがあリます。
こうした西洋薬と漢方薬は薬の効き方が正反対なので、併用すると双方の薬効が相殺される可能性があります。

ご相談の際に今、服用されている西洋薬がある場合申し出下さい。
当方で併用の良し悪しを判断させていただきます。
Q. 漢方薬を飲む時間はいつがよいのでしょうか?
A. 漢方薬を飲む時間は「食間(空腹時)」がよいとされています。
しかし、実際には「食後」に飲まれてもまったく問題ありません。

「飲みやすいときに飲む」ということでも結構です。

ただし、飲む時間をあらかじめ決めておかないと飲み忘れが多くなります。
そこで、漢方の鹿鳴堂薬局では漢方薬をお出しする際に、「漢方薬指導箋」(⇒写真を見る)を作成してその場でお渡しします。

この指導箋どおりお飲みいただければ間違いありません。
ご安心ください。
Q. どのくらいの期間服用を続ければ効果が出ますか?
A. どのくらいで効果が現れるかは、飲む人の体質や病気の種類や経過、症状の程度によって様々です。
また、飲まれる漢方薬の種類によっても異なります(ゴオウなどの高貴薬を使えば早くよくなる場合もあります)。

風邪等の急性疾患でしたら一日で治ってしまうことも珍しくありません。
一方、冷え性や耳鳴りなど慢性病の場合は当然、ある程度、長期間飲み続けていただく必要があります。

ただ、いつよくなるのかわからない状態で漢方薬を飲んでいただくのは不安なことだと思います。
私はこれまでの経験から、効果が現れる目安をお知らせするようにしております。

大きくはずれることは滅多にありません。
Q. 人によっても服用する薬も変ってくるのでしょうか?
A. 漢方療法は飲む人の全体像をとらえる「証の医学」といわれています。
「証(しょう)」というのは漢方の専門用語で、その人の体力や病気の状態・経過、病気の成り立ち方がどのよう
になっているかを把握します。

飲む人の状態をさまざまな角度からとらえるため、同じ病気でも処方が異なることは当たり前のようにあります。
わかりやすく言えば、「その人にぴったり合った薬=オーダーメード」です。

同じ身長、体重の人でもオーダーメードで作ったスーツが全く同じと言うことはありえません。
あなたにピッタリ合った漢方薬を選びます。
Q. よくなってからも一生、飲み続けなくてはいけないのでしょうか?
A. 私はその人の状態をよく「飛行機の離陸」に例えます。
体のバランスが崩れ症状が出ている状態を離陸前の飛行機だとします。

漢方薬(ジェットエンジン全開)を飲むことにより、離陸します。
やがて高度が上がって安定した状態になります(治癒)。
上昇気流(自然治癒力)があるので、すぐにエンジンを切っても(漢方薬の服用を止めても)急降下(急に悪化)することはありません。

ただ、徐々に重力(体質)に引っ張られ、高度が落ちてきて、最後には地上に着陸してしまいます(元に戻る)。
ですから、漢方薬を飲んでよくなられてからは、その状態を維持し再発を予防するために、リーズナブルな
保健薬や健康食品などを摂られることをお勧めいたします。

せっかくよくなった健康は絶対に保っていただきたいですから!
Q. 妊娠中の服用は避けた方がいいのでしょうか?
A. まず問題ありません。
ただ、一部、早産の可能性があるものなど注意が必要なケースもあります。
妊娠中に漢方薬を服用する場合は必ずその旨お伝えください。
Q. 子どもが飲んでくれません。飲ませるよい方法は何かありませんか?
A. 子供の場合はそのまま飲ませると苦味があるのでそれを嫌がるケースがよくあります。
このような時はエキス剤をお湯に溶いて、少し蜂蜜や水飴を加えると飲みやすくなります。

どうしても飲めない場合はオブラートに包んで飲ませていただいても結構です。
Q. 犬や猫などペットに飲ませたいのですが、大丈夫ですか?
A. 漢方の鹿鳴堂薬局でもときどきペットの病気のご相談を受けます。
飼い主にとって子供と同じでみなさん本当に真剣です。

動物はペットといっても人間よりは野性に近いので、自然治癒力はかなり強いです。
よって、基本的には人間と同じ処方で効果があり効き目も良いです。

以前、全身ガンに侵されたワンちゃんを連れて、飼い主の女性がご来店されました。
獣医師も手の施しようがないと見放されている状態です。

私はこのワンちゃんの野生に近い自然治癒力に賭け、ほぼ人間と同じ処方をお出ししました。
飼い主の献身的な看病と愛情を感じたのでしょうか?
ぐったり動けない状態だったのが、元気を取り戻したそうです。

結局、ワンちゃんは一週間ほどで安らかに天国に逝きました。
飼い主の方はいい状態でお別れできたと本当に満足されました。
ワンちゃんのためだけでなく、飼い主の方のために処方したんだと強く感じました。

【要注意】
「犬にタマネギを与えると体調を崩す」など、人間には何の害もない物が動物には毒になる特殊なケースもございますので、ご自身で判断されず一度ご相談くださいね。
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